親の役割③
子供の上達に欠かせないのが
愛情を注ぐことです
こんな抽象的な言葉では
わからないと思います
具体的には
子供のファンになること
それも
追っかけファンになること
遠征試合などは
全国どこでも追いかける(同行)して下さい
次の章で詳しく書きますが
指導者の子供はハイレベルな
ケースが多い理由と直結します
仕事柄で遠征に同行できない環境かもしれません
ですが生活の死活問題にならなければ
仕事を言い訳にせず休む決意も必要です
私は全ての試合に追っかけをしました
子供が小学校6年間で
一度たりとも顔を出さなかったお父さんもいました
仕事を理由にしていましたが
周囲の目は冷ややかなものでした
何より子供が可哀想です
「うちのお父さんだけいつもいない」
土日が仕事でどうしても
同行できないのは仕方ありません
ですが夏休み期間などは
平日でも試合が開催されます
本気で応援をしたければ
年に1回ぐらいは顔を出すはずです
それが何年も続けば子供心は傷つきます
ビデオパパ
この章で書きたいのは
追っかけファンにプラスして
【ビデオパパ】になって下さい
子供もある程度の上達をしてくると
反省の素材が欲しくなります
試合後に指導者から指摘を受けているはずですが
聞いただけで直るはずがありません
しかも
自分ではちゃんとできていると思っているケースが多いのです
そこでビデオの登場です
一緒にビデオの観賞をしましょう
前章で書いてありますが
技術的なアドバイスはしないで下さい
指導者からの注意内容を思い出させて
自分で気づかせるのが目的です
どうしても目に付くような
当たり前の修正箇所は指摘してもよいと思います
「構えが曲がってない?」とか
「声が全然聞こえないな~」ぐらいは
返ってちょっとした刺激になって良いかもしれません
ただし、口論になるような内容は避けましょう
子供の決めセリフ
「剣道わからないくせに」
「剣道やったことないくせに」
「今と昔は違うの」
「言われなくてもわかってるよ!」
が炸裂します
ビデオ反省は思った以上の効果
思った以上の効果があるのが
このビデオ反省なのです
子供によっては
「えっ?」っと思うシーンが多いのです
自分が想像していた動きと全く違う
とビックリするのです
親として注意をしなくてはならないのは
子供は勝ちシーンばかり見ようとします
そこはガツンと
「弱点を知るために撮ってやっているんだ」と