剣道は頭が良くなる?
日常生活の中で
「昔、剣道やってました」
と発言すると
違うスポーツをやっていた方々から
「俺が学生の頃、剣道部の奴ら頭良いのが多かったな~」
なんて言われることがけっこうあります
私自身はチョット良いぐらい?の成績でしたが
剣道とは関連付けていませんでした
これを機に科学的なデータがあるのか調べてみました
が・・・
残念ながら「数値」で表現されているものは見当たずでした
ただし、色々と検索をしていると
スポーツの中で「剣道がダントツに」という表現が多数あります
古い新聞データですと
1.「頭のよくなるスポーツ まず剣道、次に柔道 都教医研のデータ」
(『読売新聞 全国版』1965年11月4日) 朝刊p.152.「[気流]武道で体格と頭を鍛えよう」
(『読売新聞 全国版』1965年11月7日) 朝刊p.33.「スポーツと精神集中力 隠れた能力解放 心理的壁破り、頭もさえる」
(『読売新聞 全国版』1967年1月19日) 夕刊p.3
この本は有名なようで
タイトルに「右脳と剣道の関係」とありますので
科学的な根拠も書かれているのではないでしょうか
クリックすると詳細が見れます
↓
さて、私には現時点では科学的な根拠はありませんが
単純に剣道は
1対1の勝負であり
そこに必要になるのは「集中力」です
そして勝負も一瞬で決まります
そう考えると「頭の回転」も必要になるはずです
だだし、それだけでは他のスポーツでもありえることです
一番の違いといえば
道具を使うところでしょうか
道具とはもちろん竹刀ですが
竹刀を使用することが脳に特別な刺激を与えるのでしょうか・・・
それとも面を何度も打たれて良い刺激となったり
左手を使うと右脳が刺激されて活性化すると聞きます
総合的に考えると
- 対面勝負での「集中力」
- 一瞬の勝負「頭の回転」
- 左手が大切「右脳の活性」
素人(しろうと)にはこんな感じの結論に至ります
次はメリットとデメリットについて考えてみましょう
メリット
一般的に上位にくるのはやはり「礼儀作法」が身につくことでしょう
どんなスポーツでも礼儀は大切ですが武道精神からの観点からも人間形成に役立つ
姿勢が良くなる
袴をはくと腰ラインがしまり、胴をつけると猫背にはなりません
真冬の稽古で精神力がアップすると同時に、単純に思えるような反復稽古で忍耐力もつく
防具を着用しての稽古で体力がつく
常に防具の重さがプラスされての稽古は筋力ともに体力がつく
一瞬の攻防で反射神経と俊敏性が身につく
基本的には勝負に体格差が影響しない
チビ・デブでも勝敗に直接関係をしない
団体戦(チームプレイ)も個人戦もある
チームワーク精神が身につき、個人でも実力を発揮できる機会がある
屋内なので雨などの影響をうけない
野外試合形式のスポーツは中止・中断などでスケジュールが大幅に変更になる時がある
高齢になっても続けることができる
年齢リスクを鍛錬によってカバーができる
デメリット
一般的に剣道は「臭い」イメージが定着している
イメージというよりは実際に臭い・・・ただし、最近では洗えるコテなどもあり時代とともに良くなるのでは?
剣道面や小手の【臭くなる原因と洗う方法】藍染と漆塗り/あなたは間違えていませんか?
胴やコテを外された時に「痛い」
アザができるなんて日常茶飯事ですが、他のスポーツでも独特なケガがあると思いますし、出血をともなうことがないので想定内のケガで済む
他のスポーツよりお金がかかる
親にしてみれば重要な部分です。初心者でも一式そろえると5万円は必要。成長によって防具の買い替えや、竹刀は消耗品で定期購入が必要になる
足の裏が豆だらけ
これこそ剣道独特のものかと思います。裸足での日々の稽古で豆ができたり、むけてしまったり、体質によっては冬場の「パックリ割れ」は痛いし、見た目も痛々しい
総合的
私が経験者ということもあり
メリットが多くてデメリットが少なくなった傾向があるかもしれませんが
実体験として感じたことを書きました
これから剣道を始めたいかたは是非とも参考にして下さい
他に「こんなのもあるよ!」という剣道アルアルがございましたら
連絡いただければ追記致します
>>>子供にやらせたい時に役立つ「道場の選び方」と「心構え」