頭と身体の一致
ちょっと難しそうなタイトルですが
私の親としての経験上
子供は小学校5年生ぐらいから
本来の運動能力が発揮されるようになると思っています
小学校・中学校ぐらいでは
成長に個人差が特に大きく感じられます
生まれてから大人になるまでに
色々な環境の中で
刺激を受けながら成長をしているはずです
個人差があって当然です
小学生や中学生を見ていると
「本当に同級生?」なんて
ビックリするぐらいの
身長差があったり
かと思えば高校生になって
チビだと思っていたのが高身長になったり
確実に成長には個人差があります
頭=思考能力
剣道に限定することではありませんが
小学校低学年ぐらいまでは
頭で考えているイメージに
身体がついてこない状態なのです
頭では
こうやって打つ
こうやって動く
理解はしているのに
実行できないのは
身体が思考についていっていない状態です
身体が大きいのに
ノロノロ動きの子供もいます
あなたのお子さんが
小学生・中学生でこのようなタイプであっても
心配をすることはありません
むしろ期待したほうが良いかもしれません
劇的に成長する時期がおとずれます
もっと小さい子供を想像すれば理解できると思います
親が指を複雑に動かしてみて
真似をさせても
ぎこちない動きでできません
そう
頭では分かっているのに
身体のコントロールができていない状態です
これは誰もが通る道です
そこで
この子は運動オンチなんて結論を出さないようにしてください
心と身体が一致する時
ここからは
思考能力を総称して「心」という表現をします
心の発達は
毎日、学校に通い
同級生との会話や団体行動での中で
一定(一般的)の感覚を持ってきます
性格上の違いはあっても
心の部分は同級生とさほど差はつきません
やはり
身体の成長は個人差が大きいです
「ウチの子は小さくて心配」
と思っている親もいますが
とりあえず現代人は親よりは大きくなります
自分が小さいからと悲観する必要はありません
現に、小学生・中学生なのに
すでに親の身長を超えている子供も沢山見かけます
そして身体ばかり大きくなっても
先程のように
思考回路と一致していなければ
本来のその子が持っている運動能力を発揮しきれていません
心で思ったことを
身体でコントロールできるようになるのは
5年生以上だと思っています
10才~15才で一致する
5年生という表現より
10才ぐらいから
心と身体が一致します
高学年になって急成長した
中学生になって急成長した
などの言葉を聞くのは
本人の努力が一番ですが
やはり身体のコントロールができるようになったからです
3月と4月生まれの差
東京大学現役入学生が
4月~6月生まれの割合が多いと聞きます
本当かどうかは分かりませんが
やはり生まれた月が3月というだけで
1学年上のクラスになる差は大きいと思えます
後輩といえど数日しか
生まれた日が変わらないのです
私の子供もそうでしたが
1年間で身長が10cm伸びた時期もありました
これが3月生まれで先輩になってしまうのか
4月生まれとして丸々1年間を過ごせるかは大きな差です
4月生まれと翌年3月生まれは同級生です
成長期の1年間は想像以上に大きいです
実は2年ぐらい違う
学年が1つ違いでも
実際は丸々2年ぐらい差がある現象も起きます
子供が3月生まれですと
前年の4月生まれからの子と同級生になります
一つ上の学年の4月生まれとはどうでしょう
その子供より2年近くの差があります
生まれたばかりの赤ちゃんと
普通に歩ける子ぐらいの違いがあるのです
小学生・中学生では
この2年間は想像以上に大きな差になります
こういったことから考えれば
子供が同世代と差があって当たり前です
単純に
一つ上の先輩
一つ下の後輩
という感覚ではないのです
あなたの子供さんが
何月生まれか分かりませんが
心と身体が一致する時期があることを知っておいてください