遅剣でも強くなりたい
この章はリバ剣様向けではありません
遅剣向けの章となります
リバ剣向け
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大人から剣道・リバ剣・遅剣でも【強くなりたい】と本気で思っているなら
この章での遅剣とは
「大人になってから剣道を始めた・始めたい方」が強くなる方法について考察します
ただし、私自身が遅剣の部類に入らないので
あくまで私の考える(理想)方法となりますのでご了承ください
剣道の良いところは
年齢に関係なく始めることができ
何歳になっても続けられることです
最近ではラグビーが盛り上がっていますが
あの競技を大人になってから始めたら即病院送りでしょう・・・
柔道も空手でも同じです
そう!剣道は魅力があるのです
ただし、今回は
単に遅剣士になるって話ではなく
「強くなる」というキーワードです
遅剣に必要なことは
遅剣で上達・強くなるために必要なことは何でしょう
時間(稽古量)です
周囲が学生時代から何年もかけて
基本からキッチリ身に付けているのに対して
大人になってから
しかも限られた仕事の空き時間で追いつかなくてはなりません
まずは強くなる云々より
基本を身に付けなくてはなりません
この基本を飛ばすような発想をしてはダメです
基本ができずに応用技など使えるようにはなりません
何より大切なのは「基本」です
- すり足の習得
- すり足と竹刀の振りとの一致
- 踏み込みと打突の一致
この基本が全てですし、
この単純そうな基本動作が本能的にできるまでが大変なのです
自転車に乗って何の意識無しにバランスをとっているのと同じです
やはり基本習得には時間(稽古)が大切なのです
周囲の経験者は学生時代から剣道をやっていて
自然と基本を習得しています
ですが学生時代からやっていても
「やらされている感」で育っている人が多くいて
しかも、基本習得より試合勝利重視の剣道のまま年を取ってしまって
今や勝てなくなっている(若くないので同じ動きができない)
その部分では遅剣である大人なら
指導者の発言に対して素直に聞くこともできます
そして、大人ならではの発想で
- どうやったら理論的に早く動けるか
- どうやったら相手より先に打突部位に竹刀が到達できるか
- どうやったら遠くに飛べるのか
- どうやったら審判の認める打突になるのか
などなど
剣道のルール【一本とは】気剣体の一致や残心という難しさを理解する
剣道ルール「初心者でもわかる」これさえ知っておけば問題無し!
変にクセもついていない遅剣なので最短時間で習得が可能です
社会人で稽古時間に制限があるのなら
ただ稽古するのではなく
徹底して剣道の動きに対して理論付けをすることです
この発想だけで何十倍ものスピードで上達ができるはずです
強くなるには
強いとは試合に勝つことでしょう
昇段試験での剣道とは違います
では遅剣士がベテラン剣士にどうやったら勝利できるのか
大人の剣道試合を見たことがあるでしょうか?
学生の試合のような
若い身体能力の高いバネを利用したような攻防ではありません
「いつ打つの?」
なんて思ってしまう程のスローテンポです
しかし、実際はすでに勝負をしているのです
剣先での攻防であったり
ほんの数cmでの動き
相手の反応
本人たちにしか分からないビリビリ緊張状態なのです
では遅剣士がこの攻防をするにはどうすれば・・・
ガンガン動き回る必要がないのは救いですが
いざ技を出したいと思っても恐怖心しかない
ビビッてしまっては勝てる可能性はありません
結論からすれば
得意技を身に付けるしかないでしょう
技と言っても複雑なものではなく
飛び込み面
引き面
出ばなコテなど
「この技だけなら何とかベテラン剣士と大差がない」
もちろんベテラン剣士の打つタイミングやスピードにかないませんが
いくらベテラン剣士だって同じ人間です
動けば疲れるし、環境的にあなたより稽古量が少ないかもしれません
得意技を持つことによって恐怖心を消し
じっくりと得意技を出すタイミングを待つ
結果的にその試合に負けてしまっても
次への反省点の発見と戦略になるはずです
ベテラン剣士にしても遅剣士に負けられないプライドもありますし
簡単にはいかないでしょうが
- 稽古量(基本動作の習得)
- 得意技(恐怖心の払拭)
がポイントだと考えます