先生は本当に怖いの?
この章を書くのにチョット困ったのですが
先生と書くのか?指導者?監督?
立場的には同じでしょうが教わる年代によって表現が違うのでしょうか?
深く考えても本章と関係ないですよね・・・
さて、剣道の指導者は怖いものです
では、なぜ怖いのでしょう
- 口調がキツイ
- 周囲に怒鳴ってばかり
- 自分が怒られてばかり
- 竹刀で叩かれる
こんなところでしょうか
子供が稽古に行きたくないと言い出した
あなたのお子さんが指導者が怖くて
稽古に行きたくないと言い出した時にどうするか
指導者に「うちの子だけには優しく接して下さい」
なんて頼むわけにはいきません
最初に結論を言えば
怖いのではなくて厳しいんだよ
と理解させることです
「なぜ怒られたんだ?」と子供自身に自覚させることが大切です
同じことを何度も注意されていないか?
子供だって怒られるために稽古に向かうわけではありませんので
親として「お前はこの前に注意された○○が私から見ても直っていないのだから怒られて当然だぞ」と
ただ一方的に突き放すのでなく
「どうしても直らない」
「直しかたが分からない」のであれば
「俺(あなた)が直接先生に聞いてやる」ぐらいの事は言ってあげて下さい
先程も書いたように「怒られるために稽古に行っている」わけではありません
本当に困ったときには
味方してくれる親がいると思えるだけで稽古に対する活力になります
目的は「直すこと」ことです
「同情する」ことではないので間違わないように
子供の性格によってはプライドをくすぐってやるのも手です
「みんなができる事なのに何でお前だけ注意されるんだ?」
その言葉でやる気スイッチが入る子もいます
指導者レベルも関係あります
毎回、怒られるといっても
子供だけが問題ではないケースもあります
指導者のレベルも関係してきます
子供が理解できるように注意をしているか
何を注意されているか分からなければ
同じ事を繰り返してしまって結果怒られてばかりになります
例えば
子供に対して
「まっすぐ打て」と何度も注意しても直らない
しかし、子供自身は意識してまっすぐ打っているつもりです
そこで「何回注意したら直るんだ!」なんて怒鳴ってしまっては
厳しいのではなく、怖いだけの存在になってしまいます
原因を指導者自体が把握していないから直せないのです
- 構えから間違えていたり
- 振りかぶり時点で曲がっていたり
- 振り下ろしの際に右手だけに力が入ってしまっていたり
「まっすぐ打て」は結果であり
「○○が原因でまっすぐにならない」を
実演してあげなければ先に進めません
難しい言葉で注意する
先日、稽古中に「躊躇(ちゅうちょ)せず打て」と
注意されている子がいました
私は心の中で
「あの子、躊躇が分かるかな・・・」と思いました
もっと面白いのは
「スパっと打て」
ん~
実際に私が小学生でしたら
頭の中で「スパっと???って?」となるでしょう
スパッとのイメージは大体ありますが
人によって違うと思います
「スパッとができてない」なんて怒られる子供も可哀想ですよね・・・
こんなように指導者に問題があるケースもありますので
親としては子供目線で一緒に聞いてあげるのも大切です