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剣道の移籍は問題があるのか?我慢か諦めるのか【誰が誰の為を考える】

移籍問題に悩んだとき

親の心構え編で少し触れていますが

剣道界では【移籍】に関して大ごとになるケースがあります

プロ野球・サッカー選手のように

年俸〇千万円で移籍なんて華やかなニュースではなく

「指導者を裏切った」

「義理や恩を知らないのか」

なんて周囲から非難されるケースが多いのです

単純に親の転勤などで遠方に引っ越しなどが伴えば

誰もが仕方ないことだと納得をするのですが

実際の移籍はそうではないケースが多数です

移籍理由

移籍話が大ごとになるケースは主に2つあります

1、道場内の内紛

指導者同士が揉める

保護者同士が揉める

2、子供もしくは親の向上心で

1のケースは道場の歴史を知ると意外と多いのです

「元々は〇〇道場が分裂して〇〇道場ができた」

「保護者同士で派閥ができて半分が移籍してしまった」

このようなケースは単独ではないので移籍組からしても

心の部分ではまだ救いありますが

2のケースです

道場選びの際に、一番近いからとの理由で

入会をしてしまい

時が経過して周囲との実力差が大きくなってしまい

親も子供も有名道場

いわゆる

強豪道場で稽古をしたいと考え始める

全国大会でも常に上位に

名前を残している道場が存在します

通っている道場が

団体戦も組めないような人数しかいない

大会に出場してもいつも自分は勝つのだがチームは負けてしまう

もっと試合数をこなしたいけど道場方針で遠征試合に参加しない

移籍は

「向上心」

からの発想と行動です

残された者は

主力選手がいなくなってしまったことで落胆するかもしれません

指導者は「ここまで育てたのは俺だ」と

心の中では思っているはずです

しかし

人間形成の面から考えれば

剣友が更なる活躍の場があるのならば

応援してあげるべきであり

指導者にしても

より環境が良いところへ送り出してあげるべきです

指導者ならば

「なぜ門下生が移籍したいと言い出したか」

客観的に追求すべきです

理想的なことを書いてしまいましたが

逆に移籍希望の親子に対して

客観的アドバイスが必要な場合もあります

なぜなら

移籍がその子供にとって本当にハッピーな選択なのか

指導者のほうが的確な将来像を想像できる可能性があります

ちょっと声を掛けられた程度で

夢ばかりが膨らんでしまって

その移籍先の道場のランクは知っていても

現役の指導者の評判指導者自体の過去の実績を知らない可能性があります

私は移籍自体の発想は悪いこととは考えていません

ですが

移籍の意思の根本が

「親の意思だけであると

子供が辛い環境で稽古をすることになり

最悪は剣道を辞めるハメになります

怖いのは「噂話」です

実際とは異なる噂話が出ることです

向上心ある親子が門戸を叩いたのに

「あそこの道場は、今度はあの子を引き抜いた」

「強いのばかり声掛けて集めているから勝って当たり前」

と、有名道場が批判されるケース

有名道場指導者も各地の試合に参加して

輝いている選手が欲しい気持ちになると思います

しかし、有名道場ともなれば

指導者同士・剣道界の関係もあり

簡単には「うちに来い」とは言えないのです

もちろんゼロとは言いませんが

頭を下げて来てもらう人材より

「この道場でトップを目指す」ぐらいの

気合いと向上心ある子のほうが

現実的には伸びています

手塩にかけた門下生が卒業を待たずに

違う道場へ移籍したいと言い出せば

指導者の立場からすればショックなのもわかります

しかし

一生面倒を見ることができないのも事実です

あなたが指導者であれば

快く次なるステップアップに協力してあげる発想も大切です

その子供がいつの日か

日本一のタイトルを手にすれば

感謝されるのです

そして

あなたが親の立場であれば

今日まで育ててくれた指導者に対して

最大限の敬意をもって理解を求めるべきです

いずれにしても

子供には何ら罪は無いのです

大人間の感情で非難・批判されるような

結果だけは回避してください

子供の明るい未来に向けて

最善を尽くすべきだと私は考えます

>>>役立つ「道場の選び方」と「心構え」

>>>【剣道】スポーツ推薦についてメリット・デメリット

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コメント

  1. りゅうか より:

    こんにちは、昨日初コメント残したりゅうかです。

    これは・・我が家はかなり大ごとになりました。我が家は何も考えず近場の教室に入り、一年生で防具を付け間もなく、団内の三学年上の子を圧倒し、二年生夏になると六年生の子をも完全に凌いでしまい、・・そこからは親子ともどもかなりの試練でした。

    詳しくは書けませんが、最初から温度差があり、上達具合もあまりに差がつきすぎ、近場の強豪に移籍を考えて動いているとき、他の保護者の反感がわたしに集中しました。

    ・・

    それでも、他の保護者の反感がわたしに向き、こどもには向かなかったことは、感謝しています。こどもに周囲の反感が向きそうになったら、指導者も守って庇ってくださいました。

    今では事情の許す限り出身チームの試合にも出て、ご恩返ししています。出身チームメンバーの子どもと我が子も仲良しです。出身チームの指導者も尊敬しています。移籍した強豪の試合の様子もみんなで見てくださり応援してくれます。

    あまりにも周囲と実力の差があり過ぎると保護者間もぎくしゃくしますし、指導者も指導しにくいかも知れませんし、他の子も稽古しにくいかも知れません。

    移籍についてもう少しおおらかに受け止めてもらえるような風潮になればなあ、と願っています。

     

    • 本気な 親 より:

      りゅうか様

      コメントありがとうございます。

      子供の成長スピードによっては同級生では物足りなくなってしまう場合もありますし、

      強豪道場からのスカウトがあったり、自発的に移籍を求めたりとケースは様々ですが

      やはり本人が一番成長できる環境を作ってあげるのが親の役目かと考えます。

      本章に書いたように大人間の事情で子供が被害者になるような事だけは避けなければなりません。

      りゅうかさんが言われるように剣道界も移籍に対して寛大になって欲しいと願っています。